起業したい…でもお金がない!?0円起業で始める“小さなビジネス”

昨今の副業ブームが話題となっています。実は、それ以前から「起業したい」と考える女性も大勢いたのをご存知でしょうか?

副業と起業を比べれば副業の方がお手軽なイメージ。逆に起業は「お金がかかる」「難しそう」というイメージを持つ人も多いかもしれません。

しかし「起業=会社を興すこと」という認識は、半分正解で半分不正解。その認識は「起業したいけどお金がないから無理」と諦める原因になってしまいます。

起業とは、会社を設立することだけではなく「新しくビジネスを始めること」全般を意味するのです。

今回は起業したいと考える女性が今からでも0円で始められる“小さなビジネス”についてご紹介しましょう!

お金がない人が起業したいなら『個人事業主』一択

起業には大きく分けると2つの方法があることをご存知でしょうか?

  • 会社(法人)を設立する
  • 個人事業主として活動する

法人を設立する場合、オフィスや店舗の設備を整えたり、登記したりなどで最低でも数十万のお金がかかります。

個人事業主として小さく起業するなら、家にあるパソコンやスマホですぐに仕事を始められるし、リビングの一角をお仕事スペースにすれば初期費用0円!

お金がない人や一銭も使いたくないという人が起業をするなら、個人事業主一択です。

実際にお金をかけていなくても、立派な“起業”なんですよ。

0円で起業できるし、お金をかけてもいい

「女性起業家」と何やらキラキラした肩書きを持つ女性を見ると、かっこいいなぁと憧れますよね。

彼女たちが起業したときには、資本金から自宅サロンの設備や材料費、集客・広告費用などにお金をかけたことでしょう。

逆説的ですが、しっかりと準備してお金をかけて「女性起業家」という肩書きを手に入れているからこそ、かっこよく見えたのかもしれません。

しかし現代の起業はもっとハードルが低いし、むしろ「お手軽さ」が評価基準になっているところがあります。

初期費用0円の「起業」は準備の時間もかからず、家で子供を見ながらでも、会社員として働きながらでもできる新たなビジネスの形。開業届を出せば誰でも個人事業主です。

ただ、0円でも起業はできるものの、逆にいくらでもお金をかけることだってできます。

例えばカメラマンが手持ちのスマホで撮影すれば0円、高性能のカメラを買えば30万円。

カフェの開業でも、ネットショップを中心に販売すれば0円、店舗を構えれば数百万円。

「0円でも始められるし、必要ならばお金をかけて整えてもいい」という柔軟性の高さも、小さな起業の魅力のひとつですね。

個人事業主のメリット・デメリット

注意しなければいけないのは、個人事業主は社会の中ではまだまだ弱い立場だということ。良いこともあれば、都合が悪いことだってあるのです。

個人事業主のメリットとデメリットもしっかり押さえておきましょう。

個人事業主のメリット

  • 開業にお金がかからない
  • 会社のしがらみに囚われず自由にビジネスができる
  • 実力次第で収入を大きく伸ばせる
  • 職を完全に失うリスクを軽減できる

個人事業主のデメリット

  • 社会的な信頼度は低い
  • 銀行からお金を借りにくい、賃貸契約や家の購入が難しい
  • 自分で税金・年金・保険料を支払う必要がある

開業届を出す必要はあるの?

個人事業主になるには開業届を出すのが一般的ですが、実は開業届を出さずビジネスをすることも不可能ではありません。

開業届を出す場合と出さない場合との違いは節税効果です。

  • 開業届を出す場合(青色申告)…売上から最大65万円を差し引いて確定申告できる=翌年の税金が安くなる
  • 開業届を出さない場合(白色申告)…特別控除や節税上の優遇措置なし

夫の扶養に入っているなら108万の壁なども考慮しないといけないので、ややこしいですね。

個人事業主は年間所得が38万円を超えると確定申告が必要になります。

月額3〜4万円(年間38万)以上の収入が見込める、収入の壁を超えて大きく稼ぎたい等であれば、開業届を出しておいた方が良いでしょう。

お金をかけずに始められる“小さなビジネス”で起業する

「開業にはお金がかからないことがわかった!でも、ビジネスの準備にはお金がかかるのでは?」

そう思っている人もまだまだ多いかと思います。

ですが、世の中の仕事は多様化・細分化していて、PC1台・スマホ1台ですぐに始められるビジネスもたくさんあります。

強いて言うなら、PCやスマホを購入する必要はありますが、業種によっては安価なものでも十分です。

ここではお金をかけずに始められる“小さなビジネス”をご紹介します。自分にできそうなものはないか探してみてください!

Web制作

インターネットがビジネスの主流になった今、Web制作の仕事の需要が高まっています。

文章、画像、動画、ホームページなどWeb上にはたくさんのコンテンツが溢れていて、次のような仕事がありますよ。

  • ライター
  • デザイナー(Webデザイナー、グラフィックデザイナー)
  • エンジニア・コーダー・サイト制作
  • 動画編集・動画クリエイター

ネットショップ・物販

BASEやSTORESなどのネットショップサービスを使えば誰でも簡単にインターネット上の店舗を開設できます。

  • ハンドメイド品のアクセサリーやアパレルを作って売る
  • 海外から品物を輸入して売る
  • 自分のイラストやデザインを本のようにして売る

など、ネットショップで売れる商品は限りないです。

もちろん、メルカリで身の回りにある不用品をひたすら販売するという人も。

ブログ・アフィリエイト

企業よりも“個人”が注目されるようになった時代、ブログを立ち上げて収入を得るというちょっと変わったビジネス形態も増えてきました。

ブログの主なマネタイズは広告で、次の2つで収入を得られます。

  • Googleアドセンス
  • アフィリエイト

ブログが注目を浴びることで、次のようなマネタイズも可能です。

  • 企業の広告を掲載する(純広告)
  • 記事広告を制作する
  • コミュニティや会員専用の有料ページを作る
  • 他のメディアに寄稿する
  • ライターとして仕事の依頼を受ける

ブログは目標金額を稼ぐまで時間がかかりますが、育てることで収入源を増やせるというメリットが大きいですね。

〇〇代行

現代人は忙しいからか、代行系のビジネスも増えてきました。

例えば、

  • ハウスキーパー(家事代行)
  • ベビーシッター(育児代行)
  • Uber Eats(配達代行)
  • オンライン秘書(雑務代行)

など、代行系ビジネスは挙げたらキリがありません。

代行系ビジネスをするには自分で集客をするのが難しいので、あらかじめ仕事を斡旋するサービスに登録しておくことをおすすめします。上記の例で言えばUber Eatsやキッズラインなどです。

知識やスキルの販売

自分の知識やスキルに自信があるのなら、それらを販売しましょう!知識やスキルは無形資産・情報資産ですが、現代では需要が高くなっています。

知識やスキルを販売できるサービスには次のようなものがあります。

  • ココナラ
  • ストリートアカデミー
  • タイムチケット
  • note

「販売」ではなく自分自身で教える、指導するという形であれば、

  • コーチング、パーソナルトレーニング
  • 専門分野に特化したコミュニティ運営

などのやり方もあります。

“会社”の起業(法人化)に必要な4つのお金

所得が低いうちは個人事業のほうが税負担は軽いのですが、一定の所得を超えると法人のほうが税負担が軽くなる仕組みになっています。

また個人事業主の赤字は3年までしか繰越せませんが、法人の赤字は9年繰り越せるようになります。

“小さなビジネス”から始めてどんどん大きくなったら、もしくは赤字が3年以上続きそうなら、やがて法人化を検討しなければいけません。

そこで法人化に必要となる4つのお金についても覚えておきましょう!

資本金

企業ホームページの「会社概要」などに書いてある「資本金」という項目。これは法人化したときに会社に入れるベースのお金となります。

多くの企業は資本金に500万、1000万、1億…と書いてありますが、実は資本金自体は1円でも会社を設立できるのです。

ただ、会社概要に「資本金:1円」と書くのは恥ずかしいもの…。資金に余裕があれば100万円は入れておくか、資本金は後から追加もできるので、必要になったら追加するという形でも問題ありません。

登記関連費用

法人化でお金がかかるのは、登記関連費用だと言えるでしょう。これは会社を立ち上げた旨を届け出る(登記)ための必要経費です。

登記関連費用には、登記の手順に合わせて次のような費用がかかります。

①定款の作成と認証を受ける
定款認証料:5万円
定款謄本手数料:約2,000円

②登記書類を作成し、会社の登記をする
登録免許税:15万円

※資本金×0.7%。ただし15万円に満たないときは最低額で15万円)
※株式を発行しない合同会社や一般社団法人は6万円。

収入印紙:4万円

合計で約25万円ほど。直前になって慌てないために、余裕を持って準備しておきましょう。

設備資金

設備資金とは、ビジネスの継続や拡大をするための設備に必要な、一時的に発生するお金のこと。

例えばPCやオフィスの敷金礼金、机、備品、車、ホームページ制作費用など。

登記に自宅住所を使う場合や車は自家用車を使う場合などには、設備資金を抑えることもできます。

運転資金

運転資金とは、ビジネスの運営において継続的に発生するお金のこと。

例えば家賃、水道光熱費、外注費、仕入れ費用、備品など。

毎月、もしくは毎年かかるお金ですので、資金のやりくりは慎重に行いましょう。

自分1人では営業も経理も回せない場合、経理担当者や税理士を雇うことで一気にラクになりますよ。

普通の会社員・主婦から社長になるまでのフローモデル

野心を持って活動する女性も目立ってきましたね。「かっこいい女社長になりたい!」と憧れを抱いている人もいるかもしれません。

そこでFreijaでは、最後に普通の会社員や主婦として“小さなビジネス”を始めて、法人化して女社長になるまでのフローモデルを考えてみました!

  1. 会社員をしながら副業をし、小さく始める(主婦なら家事や育児をしながら、小さく始める)
  2. 副業収入が増えてきたら開業届を提出!いざ個人事業主へ
  3. 事業の収入が増えてきたら会社を退職。本格的にビジネス展開!
  4. もっとビジネスを大きくするタイミングで法人化!いよいよ社長へ

もちろん、起業したい会社員や主婦が10人いれば、10個の違ったやり方があります。

いきなり退職して個人事業メインで取り組む人、副業を長く地道に続けお金を貯めてから法人化する人、親から会社を引き継ぐ人、友人と一緒に会社を興す人…。

ここで紹介したフローモデルはあくまて参考のひとつに過ぎません。

どんな方法でも、自分に合った方法であれば、理想へと近付いていけるはずです。途中で方向転換したって、たまには後戻りしたっていい。

あなた自身のやり方で、道を切り拓いていきましょう!

起業したいけどお金がない…なら、自分でビジネスを作ってみる

「起業」「ビジネス」はどこかお堅い雰囲気。しかし実際にはもっとハードルが低いですし、やってみたらそのハードルの低さを実感できるはず。

起業を考えているけど、お金がない。そんな人でも自分でビジネスを作れば、立派な“起業”になります。

肩ひじ張らずに「ちょっとやってみよう」…そんな気持ちで小さく始めてみればいいのです。