介護職とはどんな仕事?特養勤務13年の私が語るリアルと将来性

私は、介護福祉士として特別養護老人ホームに勤続13年目です。

介護の仕事をされている方は、実は結構女性が多いです。

今回は、まだまだ閉鎖的でどんなことをやっているか知らない人が多い介護職のリアルと将来性について、お話しします。

介護のお仕事とは

介護 仕事

訪問介護や病院に勤めている介護士さんもいたり、その施設施設で違いはありますが、私の働いている特別養護老人ホームでの場合をお話しします。

主な仕事内容

主な仕事は、簡単に言うと生活全般のお手伝いという感じです。

  • 三大介護と呼ばれている食事・入浴・排泄の介助
  • 口腔ケア、着替え、整容など

でも何でもしてあげるのでは、別に介護士じゃなくてもお手伝いさんで充分です。介護福祉士は何のための国家資格なのかというと、その人の残されている機能を低下させないために、手伝うべき事とやっていただくことの判断がちゃんとでき、対応するためなのです。

出来ることはやっていただく、場合によってはあえて手伝わないということもあります。

はたからみれば、冷たい人に見えることもあるかもしれません。しかし、何でも手伝ってしまうと依存心が芽生えてしまいます。また高齢であればあるほど、機能低下のスピードはものすごく早いです。そして、一回低下してしまえば、もとに戻すのがすごく大変です。

そういうことを色々考えた上でお世話させていただいています。考えていないようで意外と考えているのが私たち介護福祉士です(笑)

コミュニケーションや“楽しみ”を提供することも仕事

あとは、行事の企画計画、準備、買い出し、司会進行、その後の報告書作成まで、全て介護士がやります。

毎日同じことの繰り返しでは単調になってしまうので、季節の行事は特に大切にしていますし、誕生会なども企画します。喜び・楽しみは、明日への活力となりますので、必要とあれば、歌も歌います!踊りも踊ります!

また、普段のコミュニケーションもとても大切な仕事のひとつです。

信頼関係を築くのはもちろんですが、その会話が生活のハリにつながったり、その会話がきっかけでよりよいケアに繋げていくことが出来ます。

コミュニケーションは、何も会話のキャッチボールだけではありません。

私たちは、意思の疎通がとれない人にも同じように話しかけます。しゃべれなくても聞こえてはいます。介護士は無視されても何されても、めげずに声をかけています。

反応がないとめげてしまいそうになりますが、コミュニケーションの大切さ、声をかける大切さをしっかり理解していれば、簡単に諦めるということはありません。

介護職は人気がない 

私は介護の仕事が大好きですが、介護職ははっきり言って人気がありません。

きつい、汚い、給料安いの三拍子揃ってますからね(笑)

芸能人のようにキラキラと着飾り、おしゃれな格好で働けるわけでもないし、地味だから若い子の入社はまず少ないです。仮に入社しても、あまりの大変さにすぐにやめてしまう人も多いのが現実。

また高齢であれば、いつどうなってもおかしくない、そんな人がたくさんいます。基本的には、看護師が対応しますが、看護師がいないときもあります。そんなときは介護士が適切な対応をとる必要があります。私たちは、看護師や救急隊員が来るまで、ちゃんとした対応ができるようにしなければいけません。

そして、看とりをやっている施設もあります。昨日まで元気だった方が、次の日に出勤するといなくなっているということも珍しくありません。

給料の割には、背負っているものが大きすぎる、心がついていかないというのも退職者が多い原因のひとつ。実際に私もそれで心が折れ「辞めたいな…」と思ったことがあります。

でも介護はやりがいのある仕事

介護職

大変なことは確かにたくさんありますが、介護職はとてもやりがいのある仕事です。

入居者さんのお手伝いや負担を軽減をすることで「ありがとう」と感謝の言葉をいただけるということは、介護職ならではのやりがいではないでしょうか。

「自分が誰かの役に立っている」ということは、すごくやりがいに繋がると思います。

おじいちゃんおばあちゃんたちに癒されますし、自分より何十年も生きてきた方々から学ぶことはたくさんあります。働いて13年目ですが、まだまだ学ぶことは多いです。

学ぶことが多いということは、自分自身の成長にもつながります。介護という仕事を通して、成長出来るなんて素晴らしいと思います。

介護職は、とても奥が深いです。日々勉強です。人相手ですから「これで完璧」というものもありません。でもだからこそ、楽しいですしやりがいがあります。

介護職の将来性

超高齢社会となった日本。まだまだ介護士人口は少ないのが現実です。その一方で、介護を必要とする高齢者はどんどん増えていき、介護施設も続々と増えてきています。

なので正直、介護の仕事は食いっぱぐれはないと思います。介護士への国からの処遇改善加算も増えてきています。今、介護士は必要とされている存在です! 

確かに、体力的にも精神的にも大変な仕事ではありますが、続々と最先端の介護機器が開発されていて、介護士の負担も少なくなってきました。

また、介護職は女性が多いということで、子育てママさんや妊婦さんにも理解がある職場が多いです。色々な勤務形態があるので、働きやすい環境ではあると思います。

特にデイサービスは日曜日が休みで夜勤もないため、子育てママさんも多いです。子どもを保育園に送ってから仕事をし、定時に仕事が終わってから迎えに行くなんてこともできます。

介護職は大変、それでも私は介護の仕事が好き

私にとって、介護の仕事は天職だと思っています。たしかに、お話しした通り大変なこともたくさんありますが、それを上回るくらいのやりがいや楽しさがあります。

介護職は、なかなか知られていない世界かなと思いましたので、少しでも「こんな感じなんだぁ」と知っていただければと思います。また、介護職に興味を持ってくれたら嬉しいです。

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