日本と海外のファッションの違いは?インスタグラムで比較してみた

ファッションはどこまでも自由なもの。とは言え、国によってファッションの傾向が違いますよね。

言ってしまえば、“お国柄”や“大衆化”の社会へのリアルな反映を実感できる分野でもあります。

今回は「日本と海外のファッションがどう違うのか」について取り上げました。インスタグラムのファッショニスタたちを見て、ファッション分野で文化の違いを見ていきましょう。

日本と海外で違うファッションの基準

日本のファッションと海外(特にアメリカ)のファッションを見比べてみると、どんなにファッションに疎い人でも違いを感じるはず。

その理由は着る人の体型でも、生まれ持つ雰囲気でもありません。そもそもの「ファッションの基準」が違うのです。

求められる美の基準

日本と海外では、女性に求められる美の基準がほぼ真逆です。

日本では「可愛い」女性が好まれます。あどけなさがあり、純真で、まるでアイドルのようなナチュラルな美しさが良いとされています。

だから日本の女子たちは目を大きく見せ、髪を明るく染め「可愛いは作れる!」と声高く叫ぶのです。

一方で海外では「セクシーな」女性が好まれます。グラマラスなボディで、凛々しく、自立していてクールな女性を美しいと感じるのです。

そうした真逆の美の基準を持っているからこそ、日本人が外国人を見れば「大人っぽい」と感じるし、外国人が日本人を見れば「子供っぽい」と感じるんですね。

その服を着る理由

日本と海外のファッションの違いは「その服をなぜ着るのか?」という理由から生まれることもあります。

日本人は「見てもらう」ために服を着ます。見られることを(そして評価されること)を前提に服を選ぶため、デザイン性が高くおしゃれな服に手が伸びます。

海外の場合「自分が心地良いから」という理由で服を着ます。その心地良さとは、着心地の良さのことでもありますし、着ていることで気分が高まるという心地良さも意味します。

だからTシャツにジーパンやジャージでも毎日着ますし、テンションが上がるからセクシーなパーティードレスも普段使いしているのです。

流行に対する意識

日本は流行に対する意識がかなり高いです。流行りのスタイル、流行りのアイテムをいち早く取り入れ、女性同士で感想をシェアします。そうすると仲間意識が芽生えるんですね。

その一方で、誰もが流行を追うばかりに「みんなクローンみたいに同じ格好」なんて状態に陥ることも。日本人の「みんなと一緒がいい」という大衆性は、ある意味では心地良さや安心感を与えてくれます。

海外では地域や年代によっても異なりますが、流行を追う人はそれほどいません。むしろパーカーに短パンで年中過ごす人も多いです。

というのも、アメリカはいろいろな人種が混じる国(アメリカに限らず欧米も)。すでに他者や他文化を受け入れる態勢ができており、なおかつ個人個人が自立しているため、流行を追ってみんなと同じになる必要がないのです。

国の文化と女性らしさ

やはりその国が持つ文化がファッションにも強く影響しているとも言えるでしょう。

日本は昔から露出の少ない着物を着て、控えめな女性が逆に「色っぽい」とされてきました。その影響により、現代のファッションではコンサバティブなスタイルが人気です。

ただしコンサバティブ=野暮ったいわけではありません。控えめな中にはしたたかな女性らしさも感じられます。

その一方、海外はパーティ文化。誕生日やクリスマスに限らず、普段から何かとすぐにパーティをしたがる性質で、女性はミニのキャミドレスを着てボディラインを強調します。

このわかりやすい女性らしさの表現が、自分の表現手段の1つ。「女性である」ということを全力で楽しんでいるのです。

服の価値・自分の価値

日本は「服の価値を利用して自分の価値を上げる」、海外では「自分の価値を上げるために服を利用する」…この違いがわかるでしょうか?

『鶏が先か卵が先か』のような話になるのですが、つまりは自分の価値と服の価値、どちらを優先しているかです。

日本人は服の価値を優先します。流行だから、おしゃれなデザインだからという理由で服を着るのです。その結果、自分に似合わない…という失敗もよくあります。

外国人の場合、自分の価値を優先します。自分の体型に合うものや気分に合うものを選び身に着けることによって、きちんと自分に似合う服を見定めているのです。

日本のファッションと海外のファッションを比較

それでは、日本のファッションと海外のファッションではどんな違いがあるのでしょうか?

実際にパターン別に比較してみましょう!

大学生のキャンパスファッション

【日本のファッション】

トレンドに敏感な若者らしく、流行を取り入れたファッションで大学に通う日本の女子たち。トレンドのことなら彼女たちの右に出るものはいません。

トレンドを追うからこそ女子たちの中に一体感が生まれます。「それ可愛い!どこで買ったの?」という会話から盛り上がれるのも魅力ですね。

【海外のファッション】

逆にトレンドではなくベーシックなアイテムで大学に通うのが海外の女子たち。実はヒールは普段使いしておらず、スニーカーで過ごすことがほとんどです。

リラックス・心地良さ・快適さがキーワード。1日過ごすなら着ていてラクな服に限りますよね。

社会人の通勤服

【日本のファッション】

雑誌の『Sweet』などに代表される「大人可愛い系」スタイルが人気の通勤服。Aラインに広がったスカートや袖のフリルが女性の可愛さを引き立たせてくれます。

日本での服の消費は通勤服が大多数のためか、大人可愛い系の和製ブランドも増えてきました。

【海外のファッション】

海外での通勤服は、パンツスタイルからスカートスタイル、ワンピースまで幅広いです。各々が自分の好きな服を着ています。

ただ日本と違うのは「可愛さ」よりも「かっこよさ」、言い換えれば「できる女風」のスタイルが人気という点です。

結婚式やパーティでのドレス

【日本のファッション】

主役を引き立たせるため、華やかながら控えめなドレスやワンピースが選ばれています。

特に日本の結婚式では厳しいマナーもあるためどうしても地味なファッションになりがちですが、それでも日本人特有の「奥ゆかしさ」を感じさせてくれるのはさすがですね。

【海外のファッション】

海外では主役関係なしに、みんなが競い合うかのように華やかなドレスを身にまといます。それもそのはず、海外にはミスコン文化が存在しており、美しさを競い合うことに抵抗がないのです。

どんなパーティーでもセクシーに華やかに着飾るチャンス。とはいえ、普段のTシャツとジーパンとの差が激しいですね。

女子会で着ていく服

【日本のファッション】

日本の女子会はランチなど昼間に開催することが多いもの。みんな各々の格好で来ますが、コンサバティブなのでやはり似たような服装になりがち。

さらに服装だけでなくメイクや髪型も似通います。むしろ「自分の似たようなタイプと友達になる」と言った方が正しいのかもしれません。

【海外のファッション】

海外での女子会は夜の開催が多く「girls night out」と呼ばれます。夜の女子会はとても華やか。自分をセクシーに見せる服装をして、お酒を飲んで、友達を語り合う姿は海外ドラマそのままです。

セクシーなファッションでクラブに行くものだから、男性に口説かれて女子会なのにお持ち帰りされることも…。

デートするときのファッション

【日本のファッション】

日本のデートファッションは「あざと可愛い」が全力で発揮されており、もはや文化と言っても過言ではありません。

控えめなのに触りたくなるような露出感、揺れるスカートで太ももチラチラ…日本男児を誘惑するテクが凝縮されていますね。

【海外のファッション】

海外でのデートファッションは、実は普段着とあまり大差ありません。ただし、デートのシーンによってスタイルを変えることはよくあります。

気楽なデートならカジュアル、ディナーデートならクラシカル、アウトドアのデートならスポーティなど、場面に合わせた服選びが丈夫な人が多いですね。

合コンやクラブでの服

【日本のファッション】

合コンに着ていく服に悩む女性は多いはず。だって「おしゃれで可愛いけどあまり気合いが入ってなさそうなもの」を選ばないといけないのですから。

合コンファッションもデートファッションと同じで「あざと可愛い」が散りばめられています。女子同士で「あざとくてうざい」って言うわりには、自分も似たようなファッションをしていることに気付きません。

【海外のファッション】

海外では合コンという概念がない場合も多く、出会いの場としてはクラブやパーティがほとんどです。彼氏をゲットするために行くなら、やっぱりセクシーさ全開のファッション!

海外の女性はクラブやパーティ用の“攻めた服”をたくさん持っています。それだけ自分に自信を持っている、女性であることを楽しんでいるという証拠です。

日本人のファッション、海外からの反応は?

海外に行くとどうしても浮いてしまうけど、日本のファッションスタイルがダサいわけではありません。日本のアニメが好まれるように、日本のファッションが大好きな外国人もたくさんいるのです。

だけど、やっぱり外国人の反応は気になる…。日本人のファッションは海外からどのような反応をされているのでしょうか?

可愛らしい!(子供っぽい?)

日本で人気の大人可愛い系やあざと可愛い系は、外国人の目には「可愛らしい」と映っています。

しかしその「可愛らしい」は日本でいう「可愛い」ではなく「子供っぽい」という意味に近いかもしれません。

日本人はただでさえ童顔なので、童顔を際立たせるような可愛い系を着ると子供に間違えられることも。(私も20歳なのに14歳に間違われたことがあります…。)

トレンドがよくわかる

街中で日本人の女子たちの格好を見ていれば、今年どんなファッションがトレンドなのかがすぐにわかります。みんなが似たようなデザイン・スタイルのものを着ているからです。

日本のトレンドはファッション業界ではおしゃれだと評価されることも多く、コレクションに取り入れられることもあるんですよ。

ただ、トレンドに敏感な一般的な外国人は「ふーん…」くらいにしか思っていないかも?

ダボダボのシルエットに疑問

ゆるっとした大きめTシャツに、ワイドパンツ。このダボダボなシルエットだと外国人は「なんでそんなにゆったりした服を着てるの?」と思ってしまうようです。

普段から自分のボディラインを出すことが多い海外だからこそ、体型がわからないようなダボダボシルエットが理解できないんですね。

英語の文字にギョッ!

たまにTシャツに英語の文字が印刷されているものを見かけますが、英字プリントを選ぶときは気を付けて!外国人が見たらギョッとされてしまうこともあるからです。

英字プリントは和製英語が使われることも多く、意味が通じないどころか、間違った意味(外国人にとっては正しい意味)で解釈されることもあります。恥ずかしい意味の英語のTシャツを着て笑われたら恥ずかしいですよね…。

日本のファッションと海外のファッション、あなたはどっち派?

日本とファッションと海外のファッションの違いを見てきました。どちらも一長一短ありますが、参考にしたい部分もたくさんあったのではないでしょうか?

一番最初に言った通り、ファッションはどこまでも自由です。日本ファッション派でも、海外ファッション派でも、自分が好きだと思えることが一番大切。

自分の好きな服を着て、ファッションであなたらしさを表現してくださいね。

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