環境が変化する時代、女性がキャリアプランを立てる4つのポイント

女性は結婚や出産などのライフイベントによって、働く環境がめまぐるしく変わるもの。
ライフイベントをきっかけにして、これからの働き方について悩むことも多いですよね。

そこで、後々役に立つのが自分のキャリアプラン。
自分がこれからどんな働き方を希望しているのかを考えるきっかけにもなり、今後の道しるべにもなります。

ここでは、環境が変わりやすい女性がキャリアプランを立てるときのポイントをまとめました。

女性の「キャリアプラン」とは?

キャリアプラン
キャリアプランとは、自分のキャリア(仕事)において、どのような目標を持ち、今後どんな仕事をしていきたいのか計画したもの。

単純に「やりたい仕事は?」を考えるのではなく、10年、20年先の未来を見据えて、長期的にどんな人生を送りたいのかを考えるためのものです。
さらに、その目標を達成するための具体的なステップも一緒に計画します。

キャリアプランとは、簡単に言えば「仕事を軸にした人生計画」なのです。
最近では就職や転職の際の採用面接でも「あなたのキャリアプランは?」と聞かれることが増えましたね。

女性にとってキャリアプランを立てることは、めまぐるしく変化していく人生の中で「どう働くか?」=「どう生きるか?」の軸を持ち、幸福度の高い人生を送る計画を立てることでもあります。

キャリアプランでは、

  • 働きたい会社の理想像
  • 就きたい業務
  • 希望の勤務地
  • 雇用形態
  • 手にしたい収入額
  • 結婚や出産など人生イベント後の変化

など、仕事を中心とした具体的な計画を立てていきます。

キャリアプランを立てるメリット

メリット
もちろん、世の中にはキャリアプランなしで働き続ける人も大勢います。
しかし、時代の変化も著しく、女性も歩める道が増えてきた今、キャリアプランを立てて迷子にならないように進みたいもの。
まずはキャリアプランを立てるメリットを見ていきましょう。

将来について真剣に考えるきっかけに

自分の将来をぼんやりと考えている人も多いかと思いますが、キャリアプランは改めて将来を真剣に考えるきっかけになります。

ただ何となく働き続けるよりも、計画を立ててキャリアを積み上げていくことは大切。
そして将来大きなライフイベントが起こっても、「思ってたのと違う」と戸惑ったり迷ったりすることは少なくなるでしょう。

パートナーになる人にも自分の希望する生き方を伝えられ、お互いに後悔しないよう、未来の話し合いをすることもできます。

ブレない軸をつくれる

キャリアプランでは10年以上の長期的な目標を掲げ、段階的にステップを踏んでいけるようにアクションも計画します。
たとえ計画通りに進まず、その場その場で起こすべきアクションが変わってしまっても、軸だけはブレません。

短期目標よりも長期目標が良いのは、志を持って行動し続けられるから。
川沿いの道から岩場の道へと進む道が変わっても、最終目標地点は変わらないのです。

キャリアプランで自分のブレない軸をつくりましょう。

仕事のモチベーションアップ

キャリアプランを立てることで目標を達成するための道筋が見えてきます。
未来がわからないまま働くよりも、目標を持ち、今やるべきことが明確化している方が仕事のモチベーションはアップするでしょう。

今の自分に足りないものは何か?
何を勉強すれば目標に近づくのか?
こうした「今の自分がやるべきこと」がわかり、張り合いのある毎日を送れるでしょう。

自分がわかる

意外と自分自身についてしっかり理解していない女性は多いです。
何が得意で何が不得意なのか、何が好きで、本当にそれが好きなのか…。

自分自身について知ることは、この先の人生の幸福度を高めるうえでも大切なことです。

自分のことがわかれば、得意を伸ばしたり、必要なら不得意を補ったりできます。
また、就活や転職の際の自己PRにもなるでしょう。

女性のキャリアプランを立てる4つのポイント

女性
世の中の流れは変わりつつありますが、まだまだ女性は結婚や出産で会社を辞めることが多い世の中です。
これは、女性の方が環境の変化が大きいという意味でもあります。

そんな女性のキャリアプランを立てるために、押さえておきたい4つのポイントを解説しましょう。

1.自己理解

キャリアプランをいきなり立て始めると、自分の願望が先走ってしまい、現実的でないキャリアプランになってしまうこともあります。
いきなり立て始めるのではなく、まずは自己理解を行うことが重要です。

自己分析

自己理解をするための第一歩は自己分析です。
自己分析では、性格的な特徴や強み、弱み、持っているスキル、資格、経験などまで、現在の自分をしっかり分析し、「どういう人間なのか?」を導き出します。

自分の強みを発見する自己分析として有名なのは、ストレングスファインダーです。
書籍や公式サイトなどからアクセスコードを購入し、自己分析を行います。
ストレングスファインダーとは|ストレングス・ラボ

超精密性格診断なら、mgramという自己分析ツールもおすすめ。
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自己評価

自己評価とは、客観的に自分を見て評価すること。

「自分はこんな性格だが、どう思うか?」
「自分はこれが得意でこっちが不得意だが、納得いくか?」
など、自分で自分を採点する感覚です。

簡単に言うと、自己評価は今後のキャリアで「この仕事は自分に合っているか?」を客観的に判断するためのもの。
自分を過小評価する人も多いですが、あくまで客観的な視点を持つことが大切です。

意欲的に取り組んできたこと

さらに、学生時代の経験や社会での経験をふまえて、自分が意欲的に取り組んできたことをリストアップしてみましょう。

アルバイトをがんばった、読書や運動を毎日の習慣にしたなど、小さなことでもかまいません。
もしかすると、その中に自分の「得意」が隠れており、今度のキャリアに活かせるかもしれないのです。

意外と小さな頃の夢が別の形で叶っていたり、学生時代にハマったことが自分の天職だったりするもの。
過去を振り返って、磨けば光る宝石を探してみましょう。

2.結婚や出産のライフイベント

女性の人生を考えるうえで、切り離せないのが結婚や出産などのライフイベントです。
一生独身を貫く人や子供は産まないと決めている人以外、視野に入れておかなければいけません。

ただ、必ずしも計画通りに人生設計が進むとは限らないです。
「何歳までに結婚して何歳までに産む」と希望があっても、あくまで目安程度にとどめ、いつでも柔軟に変更できるようにしておきましょう。

「何歳で〜」を決めるよりも大事なのは、結婚や出産の後どう働くか?または働かないか?を考えておくことです。

結婚後の働き方

近年、結婚後も働き続けたいという女性も増えてきました。
結婚した後は夫婦で暮らすようにはなりますが、働き方はそこまで大きく変わらないことが多いようです。

ただし、結婚して遠方に引っ越す場合は今の職場を辞めることも。

その後、

  • 転職するのか?家庭に入るのか?
  • 転職するなら同じ業種か?違う分野に挑戦するか?
  • 家事や夫婦の時間のために働く時間は変えるか?

などを考えてみましょう。

出産前後の働き方

女性の働き方は出産前後で大きく変わることが多いです。

実は子供を産んだ後だけでなく、妊活のために安静が必要な場合は仕事を減らす、妊娠中の仕事の調整など、「子供を持つ」ことを意識し始めたときからその働き方は変わり始めます。

ただ、妊娠出産はその時にならないと具体的な計画は立てられないもの。
「私には関係ない」ではなく、妊娠出産を経験した働く女性について情報収集しておくと安心です。

仕事選びでは、どれくらい融通が効くか、妊婦を受け入れやすい社風かも大切なポイント。
合わせて、産前産後休暇や福利厚生などはしっかりと調べておきましょう。

3.ステージアップの希望

現在の日本は定年の年齢が引き上げられ、労働期間が長期化しています。
一生現役も検討しなければいけないかもしれません。

そんな時代だからこそ、自分はどこまでステージアップしたいのか、しっかり考えておきましょう。

管理職?営業?どこまで上りたいか

会社員として働き続けるなら、今の地位をキープするのか、少し上の仕事をしたいか、管理職や役員まで上がりたいのかを考えましょう。

多くの企業で年功序列が廃止され「就労期間が長いほど年収が上がる」という時代は終わりつつあります。
年収を上げたいなら、実力で勝ち取っていかなければいけないのです。

ただ、働く環境を考慮して「責任を負うよりかは今のままが良い」という人もいるでしょう。

会社員?フリーランス?働き方のスタイル

会社員としてではなく、フリーランスになって時間の制約が少ない働き方を実現する人も増えました。
フリーランスなら収入の上限はなく、将来的には法人化して会社を設立することもできるでしょう。

ただ、会社員もフリーランスもそれぞれのメリット・デメリットがあります。
周りから「こっちの方が良いに決まってる」と言われても流されず、自分の頭で考え、自分で判断しましょう。

最近ではリモートワークを取り入れ、家でも働けるようにしている企業も増えてきました。
企業にそうした制度があれば、使ってみるのも良いですね。

4.具体的なアクションプラン

ただ「将来こうなりたい」と考えるだけでは絵に描いた餅です。
それを実現するために、具体的なアクションプランも立てていかなければいけません。

未来から逆算する

アクションプランは未来から逆算する形で立てるのがポイントです。
20年先の目標を決めたら、10年、5年、3年、1年と小さな目標を立てていきます。
10年の、5年の、3年のアクションプランもその都度一緒に考えてみましょう。

未来から逆算してアクションプランを立てることで、一本の筋道だった軸が出来上がります。
最終的には今からできるアクションを明確にし、目標に向かって進んでいくことでキャリアプランを実行していくのです。

無理のないキャリアプランかどうか

アクションプランも含め、最後には無理のないキャリアプランになっているかどうかを確認しましょう。
自分の願望が先行していると失敗しやすいので、しっかりと情報収集などをして現実を見ることが大切。

実行可能な目標じゃないと、失敗することでモチベーションも落ちやすいのです。
高い目標を掲げるときは、その目標に届くための小さな目標を立てるのがコツになります。

キャリアプランは変わっても良い

20代は社会の経験が少ないため、経験よりもポテンシャルが求められる世代です。
これからの経験によっていくらでも変化しやすいので、キャリアプランを確定させるのが難しいでしょう。

そこで、キャリアプランは変わっても良いんだということを頭に入れましょう。

一度立てたら必ずその通りに実行しなければならないわけではありません。
長期的な目標は、少しずつ変わるのが当たり前。
生活の変化や市場ニーズなど、その時々で自分のキャリアプランをブラッシュアップしていきましょう。

自分の幸せからキャリアプランを考える

転職
誰でも最終的には幸せになることを望んでいます。
キャリアプランは仕事をメインにした人生計画ですが、その先には働き方・生き方を通した「幸せ」があることが前提なのです。

自分の幸せとは何か?を考えながら、自分だけのキャリアプランを考えてみましょう。