
外見を変える努力は必要?見た目が人生にあたえる良い影響・悪い影響
目の前に美人とブスの写真を差し出されたら、あなたはどちらを見ている時間が長くなるでしょうか?
人の目はより美しいものを取り入れようとします。美しいものを見ているときは脳内物質のエストロゲンが分泌され、心が穏やかになるのです。
では、ブスな人、太っている人、痩せすぎな人…美人と比べると容姿で劣る人たちは、本当に外見を変える努力が必要なのでしょうか?
今回は良い外見で得すること、そして悪い外見による悪影響をご紹介します。これを読めばあなたも外見をより良い方向に変えたくなるかもしれません。
内面 V.S 外見
「人は外見よりも中身だ」「いやいや、人は見た目が9割だ」…
時々、人は内面と外見どちらが重要か?という論争が起きます。
自分自身では気付きませんが、内面は外見ににじみ出てくるものです。性格が悪ければ、性格の悪い表情になる。自身がなければ、締まりのない顔になる。
「なら、内面を磨くことの方が重要ではないか?」そう感じ人もいるでしょう。
しかし、逆に言えば外見は内面を映し出している鏡。内面(特に性格や思考)を変えることは一朝一夕でできません。
ただ、外見は内面にも大きな影響を与えます。メイク、髪型、服装、表情ならすぐに変えられますし、ダイエットや肌質改善も時間はかかりますが、性格を変えるよりも簡単で取り組みやすいです。
ならば、今メスを入れるべきは自分の外見。見た目を良くすれば、余裕ができて穏やかになり、自信も持てるようになるのです。
見た目でどこまで得できるのか
ここで言う“見た目”とは単純にキレイな容姿のことだけでなく、表情や姿勢、声、話し方などのこと。
見た目が良い人は、人生でどこまで得しているのでしょうか?
幼少期:褒め言葉を浴びる
子供なら誰でも可愛く見えるものですが、見た目が良くニコニコ愛想が良い子供は一段と可愛がりたくなりますよね。
幼い頃から親や親戚、近所のおばさん、道行く人など、周りの大人から「かわいいね」と褒められ続けることは、将来の人格形成にも影響します。
幼少期に無償の愛や褒め言葉をたくさん浴びて自信を持てるようになり、それが外見にも影響。結果さらに見た目を良くして、好循環が生まれるのです。
思春期〜18歳:とにかくモテる
思春期になれば「誰がかっこいいか」「いかにモテるか」と異性を気にし始めます。
見た目が良ければ、異性からモテる。それは誰でも知っている真理でしょう。さらに加えて同性からも好かれやすく、外見が良い人の周りには同じく外見の良い人が集まるという特性も持っています。
しかし、ただ見た目が美人なだけで無表情では敬遠されやすい「高嶺の花」になることも。
周りに人が集まり本当の意味でモテるには、表情や発声といった後天的な部分を磨く必要もあります。
19歳〜22歳:面接や仕事で良い印象を与える
就活やアルバイトの面接で、最終選考に見た目が良い人ばかり残ったという経験はありませんか?あのスターバックスでも、かっこいい・可愛い店員ばかりを見かけますよね。
面接や仕事において、見た目が良い人は「見た目が良い」というだけで良い印象を与えます。
ただ面接官が美男美女ばかりを好んでいるわけではなく、外見が良い人は内面にも良い影響を与えるため、その影響が「真面目そう」「目がイキイキしてる」という形で再び外見に現れているということ。
19歳〜22歳という人生の分岐点で、外見が良いと選択肢の幅が広がるのです。
23歳〜34歳:婚活で有利になる
年収や職業も公開される婚活方法もありますが、正直なところステータスが重要視されるのは男性の方ばかり。女性なら外見勝負と言っても過言ではありません。
婚活市場では20代女性の需要が高いですが、20代のブスと30代の美人なら後者の方が選ばれやすいですよね。
つまり、ステータス云々の前に「外見が良いこと」が婚活を成功させる秘訣なのです。
恋愛では「外見より中身でしょ」という人もいますが、それは外見を良くする努力をしない人の言い訳。本気で結婚したいと思っている人は自分磨きを怠らないものです。
35歳〜:年収が上がる
経済学者によるある研究では、美人はブスよりも生涯年収が3000万多いという結果が出ました。
その理由を突き詰めていくと、美人が持つ自信の大きさです。幼少期から褒められ、学生時代はモテて、就活でも成功。何度も成功する経験を積むことで自信が持てるようになります。
自信は仕事のパフォーマンスに影響するのはもちろん、人間関係や婚活でも有利に働くのです。
このように一生を通して見れば、ブスでいるより見た目が良い人でいる方が得なのです。
悪い見た目が心理に与える悪影響
見た目が良いだけで人生で得すると解説しましたが、逆に言えば、見た目が悪いとその分損していることになります。
そこで、ブスでいること・太っていること・ガリガリに痩せすぎていること…つまり悪い見た目が心理に与える影響をまとめました。
自己肯定感が低い
自信を持っている美人とは対照的に、見た目が悪い人は自己肯定感が低いです。
あまり褒められず、認められず、成功する経験が少なければ自己肯定感が低くなるのはごく当然のこと。すると普段からネガティブ思考になってしまい、常にストレスを感じる状態に。
成功体験どころかトラウマばかり増えていくので、人生の幸福度が上がりません。
人生がつまらないと感じる
誰も褒めてくれず、誰も認めてくれず、誰からもモテない人生なんてつまらないですよね。
「つまらない」という感情はやる気を阻害し、表情も暗くなりがち。暗い表情は表情筋を使わないので、たるみやシワ、ほうれい線などを深くして、さらにブスに磨きがかかります。
性格が暗くなる
人の悪口陰口、職場の愚痴などをブツブツ言ってる人はだいたいブスばかりだと感じたことはありませんか?
実は、見た目が悪い人は次のような負のスパイラルが起きています。
自信が持てず暗い気持ちになる→暗い表情になる→もっとブスになる→性格まで暗くなる
人の陰口を言いながらも「どうせ私なんて」という口グセも。暗いまま生きていても人生で楽しいことはありませんよね。
不健康になる
悪い見た目は心に影響し、心は健康面にも影響します。負のスパイラルが起きてどんどん気持ちが暗くなれば、それは次第に体調を崩す原因になっていくでしょう。
自分の見た目のせいで日々ストレスを感じながら生きていると、睡眠の質が落ち、食べる物に気を遣う気力も残りません。
生活習慣病やうつ病にかかる可能性も高くなります。
見た目のせいにする
婚活で失敗したこと、就活がうまくいかないこと、試験に落ちたこと、石につまづいて転んだこと…
マイナス思考の人は、大きなことも小さなことも、自分の外見のせいにしてしまいます。
本当は自分磨きを怠った結果なのに、「自分が努力してないこと」から目を逸らそうとする心理が働くのです。
本質から逃げていると問題はいつまでも解決しません。それがまた負のスパイラルを加速させてしまうのです。
「生まれつき美人」は「努力した美人」に勝てない
見た目が良いと人生で得すること、逆に悪いと損することを解説しました。
ただ、「生まれつき美人は羨ましい」…その考えはいかがなものでしょうか?
生まれつき美人は得しているように思えますが「生まれつきキレイでよかったね」と言われるだけの人です。
しかし努力して美人になった人はもっと高評価。自分で努力したからこそ努力の価値や自分自身の価値を知っているし、自分の力で人生を変える経験をしているため怖いもの知らずです。
誰かのビフォーアフターを見て努力量が伝わったり、「私もがんばれるかも」と自信をもらったりした経験はありませんか?その人に対する評価も上がりますよね。
生まれつきブスはハリウッド女優のように異次元的に美しくなるのは難しいかもしれませんが、だからって諦める理由にはなりません。
ブスより美人でいることに越したことはなく、努力すれば美人になれるのなら、努力しない理由はありませんよね。